ヒアルロン酸の種類:ジュビダームシリーズ
「ほうれい線が目立ってきた」「頬がこけて見える」「唇やあごの形を整えたい」――こうしたお悩みに対する治療のひとつが、ヒアルロン酸注入です。
ヒアルロン酸注入は、しわや溝を目立ちにくくするだけでなく、頬のボリュームを補ったり、唇・あご・フェイスラインを整えたりと、顔全体のバランスを見ながらデザインする治療として行われています。
ゆうきクリニックのヒアルロン酸注入
当院では、ジュビダームビスタ®シリーズのみを使用しています。使用する主な製剤は、ボルベラ・ボリフト・ボリューマ・ボラックスの4種類です。注入部位や目的に合わせて製剤を選択します。
ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸は、もともと体内に存在する成分で、水分を保持する性質があります。
美容医療では、ヒアルロン酸製剤を皮膚の下などへ注入することで、加齢などによって減少したボリュームを補ったり、しわや溝を目立ちにくくしたり、輪郭を整えたりします。
注入治療のため、切開を伴わず、施術直後から変化を確認しやすいことも特徴です。
一方で、ヒアルロン酸は「気になるところに入れればよい」という単純な治療ではありません。どの部位に、どの製剤を、どのくらい注入するかによって仕上がりは大きく変わります。
ゆうきクリニックではジュビダームビスタ®のみを使用
ヒアルロン酸製剤にはさまざまな種類がありますが、当院ではジュビダームビスタ®シリーズの正規製剤のみを採用しています。
ジュビダームビスタ®には複数の製剤があり、それぞれ柔らかさや形を保つ力が異なります。
たとえば、唇のように柔らかさが大切な部位と、あごのようにしっかり形を作りたい部位では、適した製剤が異なります。
ヒアルロン酸治療では、「有名な製剤かどうか」だけでなく、注入する部位に合った製剤を選ぶことが大切です。
ジュビダームビスタ®4種類の違い
当院で主に使用する4種類の違いは、以下のとおりです。
※表は横にスクロールしてご覧いただけます。
| 製剤 | 特徴 | 使用を検討する部位 | 持続の目安 |
|---|---|---|---|
| ボルベラ | 柔らかく、なじみやすい | 唇・目元・細かな調整など | 約9〜12か月 |
| ボリフト | 柔らかさと形状保持のバランス | ほうれい線・口元など | 約12〜18か月 |
| ボリューマ | 適度な硬さがあり、立体感を作りやすい | 頬・こめかみ・輪郭など | 約18〜24か月 |
| ボラックス | 比較的硬く、形を作りやすい | あご・フェイスラインなど | 約18〜24か月 |
持続期間は目安であり、注入部位・注入量・表情の動き・体質などによって個人差があります。
ボルベラ|唇など柔らかさを重視したい部位に
柔らかく、自然になじみやすいことが特徴です。
ボルベラは、唇のように柔らかな動きが求められる部位で使用を検討することが多い製剤です。
唇は会話や食事などでよく動くため、硬すぎる製剤では違和感につながることがあります。自然なボリュームや輪郭の調整を行いたい場合に適しています。
ボリフト|ほうれい線や口元に使いやすいバランス型
柔らかさと形状保持のバランスがよい製剤です。
ボリフトは、ほうれい線や口元など、自然な動きを保ちながらボリュームを調整したい部位で使用を検討します。
ただし、ほうれい線が気になるからといって、必ずしもほうれい線だけに注入するとは限りません。
頬のボリューム低下などが原因でほうれい線が目立っている場合には、顔全体を見ながら注入部位を考えることが大切です。
ボリューマ|頬のボリューム補整や立体感の調整に
適度な硬さがあり、立体感を作りやすい製剤です。
年齢とともに頬のボリュームが減ると、疲れて見えたり、顔が平坦に見えたりすることがあります。
ボリューマは、こうした頬のボリューム補整や輪郭の立体感を整える際に使用を検討します。
ただし、入れすぎると不自然なボリューム感につながるため、必要な場所へ必要な量だけ注入することが重要です。
ボラックス|あご・フェイスラインの輪郭形成に
比較的硬く、形状保持力を活かした輪郭形成に向いています。
ボラックスは、あごやフェイスラインなど、しっかり形を整えたい部位に使用を検討する製剤です。
あごは数ミリの変化でも印象が変わりやすい部位です。正面だけでなく、横顔や斜めから見たバランスも意識してデザインすることが大切です。
実際のヒアルロン酸症例写真を見たい方へ
「実際にどのくらい変化するのか見てみたい」という方は、当院の施術ページに掲載している症例写真も参考になります。
※症例写真は一例です。施術結果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
ヒアルロン酸はどこに入れる?部位別の考え方
溝そのものだけでなく、頬のボリューム低下などの原因も確認しながら治療を考えます。
ボリュームが減った部位を補い、顔全体の立体感やバランスを整えます。
ボリュームだけでなく、輪郭や左右差、上下のバランスを見ながら調整します。
正面・斜め・横顔を確認しながら、顔全体とのバランスを考えて形を整えます。
輪郭を整えたい場合に、骨格や脂肪の付き方を見ながら治療を検討します。
「何cc必要ですか?」に一律で答えにくい理由
ヒアルロン酸注入では、「何cc必要ですか?」というご質問をよくいただきます。
しかし、必要な量は患者様によって異なります。
同じほうれい線のお悩みでも、原因が頬のボリューム低下なのか、骨格の影響なのか、皮膚のたるみなのかによって、適した治療の考え方は変わります。
大切なのは「何cc入れるか」だけではなく、「どこに、何の目的で、どの製剤を使うか」です。
1本で調整できる場合もあれば、複数部位を整えるために複数本を検討する場合もあります。診察でご希望やご予算も伺いながら治療計画をご提案します。
ヒアルロン酸を入れすぎると不自然になる?
「ヒアルロン酸で顔がパンパンにならないか心配」という方も少なくありません。
ヒアルロン酸は、位置や量によって仕上がりが大きく変わります。必要以上に繰り返し注入すると、不自然なボリューム感につながる可能性があります。
そのため当院では、顔全体のバランスを重視しながら、自然な仕上がりを目指すことを大切にしています。
ヒアルロン酸はどれくらい持つ?
ヒアルロン酸は永久に残るものではなく、時間の経過とともに徐々に変化していきます。
当院で使用するジュビダームビスタ®シリーズでは、製剤や注入部位によって異なりますが、約9か月〜2年程度がひとつの目安です。
ただし、持続期間には個人差があります。動きの多い部位や体質によっても変わるため、診察時に目安をご説明します。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム
施術後には、以下のような症状がみられることがあります。
- 赤み
- 腫れ・むくみ
- 注入部位の痛み・圧痛
- 内出血
- 一時的な硬さや違和感
- 一時的な左右差
多くは時間の経過とともに落ち着いていきますが、症状の程度や期間には個人差があります。
ヒアルロン酸注入で知っておきたいリスク
ヒアルロン酸注入は注射による治療ですが、リスクがまったくないわけではありません。
赤み・腫れ・内出血・感染・しこりなどのほか、まれに血管閉塞などの重篤な合併症が生じる可能性があります。
血管閉塞が起こると、皮膚障害や組織壊死などにつながることがあり、注入部位によっては視力障害など重い症状が問題になることもあります。
施術後に強い痛み、皮膚が白っぽくなる・紫色になる、急な見え方の変化などの異常がみられた場合には、速やかに医療機関へご連絡ください。
ヒアルロン酸は溶かせる?
ヒアルロン酸製剤は、必要に応じてヒアルロニダーゼという酵素製剤を使用し、分解を促す治療を検討できる場合があります。
ただし、「必ず完全に元に戻せる」という意味ではありません。特に異常が疑われる場合には、自己判断せず、速やかに診察を受けることが大切です。
ヒアルロン酸とボトックスの違いは?
ヒアルロン酸
ボリュームを補ったり、輪郭や形を整えたりする治療です。ほうれい線、頬、唇、あご、フェイスラインなどのお悩みに使用を検討します。
ボツリヌス注射
筋肉の動きを弱めることで、表情じわやエラなどのお悩みに使用を検討する治療です。
お悩みによっては、ヒアルロン酸とボツリヌス注射を組み合わせて治療を考える場合もあります。
ヒアルロン酸注入をご検討いただくことの多い方
- ほうれい線や口元の溝が気になる
- 頬のボリューム低下が気になる
- 唇の形やボリュームを整えたい
- あごやフェイスラインを整えたい
- 大きな切開を伴わない治療を検討している
- 自分に合う製剤や注入量を相談したい
よくある質問
Q. ヒアルロン酸は何cc必要ですか?
注入部位や骨格、ボリューム低下の程度、ご希望によって異なります。1本で調整できる場合もあれば、複数本を検討する場合もあります。
Q. 施術直後から変化はわかりますか?
注入による変化は施術直後から確認しやすいですが、腫れやむくみが落ち着いてから最終的な状態を判断します。
Q. ヒアルロン酸で顔が不自然になりませんか?
注入する量や位置によっては不自然な印象につながる可能性があります。そのため、顔全体のバランスを見ながら必要な部位に適量を注入することが大切です。
Q. どのジュビダームを選べばいいですか?
患者様ご自身で決めていただく必要はありません。注入する部位や目的に合わせて、医師が適した製剤をご提案します。
Q. 症例写真を見ることはできますか?
はい。当院のヒアルロン酸施術ページに症例写真を掲載しています。ほうれい線やフェイスラインなどの症例をご覧いただけます。
まとめ|ヒアルロン酸は製剤選びと注入デザインが重要
ヒアルロン酸注入は、単にしわを埋めるだけでなく、頬のボリュームを補ったり、唇やあご、フェイスラインの形を整えたりと、さまざまな目的に用いられる治療です。
大切なのは、顔全体のバランスを確認しながら、適した製剤を必要な場所へ適量注入することです。
ゆうきクリニックでは、ジュビダームビスタ®シリーズのみを使用し、ボルベラ・ボリフト・ボリューマ・ボラックスを目的や部位に応じて使い分けています。
「どこに入れるのがよいのか」「どのくらいの量が必要か」「できるだけ自然に整えたい」といったご希望も、診察時にお気軽にご相談ください。
※ヒアルロン酸注入は自由診療です。効果・持続期間・ダウンタイムには個人差があります。赤み、腫れ、むくみ、疼痛、内出血、左右差、感染、しこりなどが生じる場合があります。まれに血管閉塞、皮膚障害・組織壊死、視力障害などの重篤な合併症が生じる可能性があります。ジュビダームビスタ®シリーズは国内で承認されたヒアルロン酸使用軟組織注入材ですが、製剤・注入部位・使用目的によっては承認された使用目的の範囲外となる場合があります。詳細は診察時に医師よりご説明します。