首の横じわはスキンバイブで治療できる?
「顔はケアしているのに、首の横じわだけが目立つ」「若い頃から首に線が入っている」「首のしわは美容医療でも治療しにくいと言われた」――このようなお悩みは珍しくありません。
首は年齢が出やすい部位である一方、顔のしわとは少し性質が異なるため、従来の美容治療だけでは改善が難しいケースもありました。
そこで新たな選択肢となるのが、スキンバイブ by ジュビダームビスタ®です。
スキンバイブは「肌を保湿するだけ」のヒアルロン酸ではありません。
顔面・頸部の小じわなどの表面のへこみを修正し、同時に肌の保水性・弾力性を改善することを目的として国内承認されているヒアルロン酸製剤です。
特に注目したいのが、首に刻まれた横じわです。
この記事では、なぜ首の横じわは治療が難しいのか、スキンバイブではどのように治療するのか、ボツリヌス注射や機器治療との違いまで詳しく解説します。
首の横じわとは?
首に横方向に入る線は、「ネックレスライン」「横頸部しわ」などと呼ばれることがあります。
顔の表情じわとは異なり、首を動かしていない状態でも横方向の線が残っていることが多いのが特徴です。
首は日常生活の中で、上を向く・下を向く・左右を向くなど非常によく動く部位です。
さらに首の皮膚は比較的薄いため、加齢による皮膚の変化や乾燥、紫外線による影響なども重なり、横じわが目立ちやすくなります。
首の横じわは若い人にもできる
「首のしわ=加齢」と考える方も多いと思います。
しかし、首の横じわは必ずしも年齢だけが原因ではありません。
もともとの皮膚の折れ込みや首の動かし方、骨格などによって、20代・30代など比較的若い方でも横じわが目立つことがあります。
近年では、スマートフォンやパソコンを見る際に長時間うつむいた姿勢を取ることとの関連から、海外では「Tech Neck(テックネック)」という言葉も使われています。
首の横じわは「老化したからできる」とは限りません。
若い方でも首の動きや皮膚の折れ込みなどによって形成されることがあります。
なぜ首の横じわは従来治療が難しかった?
首の美容治療にはさまざまな方法があります。
しかし重要なのは、「首のしわ」といっても原因がすべて同じではないということです。
皮膚表面に横方向の線として残っているタイプです。今回のスキンバイブで特に治療を検討したいのがこのタイプです。
広頸筋という筋肉の収縮によって、縦方向の筋が浮き出て見えることがあります。
皮膚や皮下組織の加齢変化などによって、首全体がゆるんで見えるタイプです。
皮膚の乾燥や弾力低下などによって、細かな小じわが目立つタイプです。
例えば、筋肉の動きが原因となる縦方向の首筋にはボツリヌス注射が治療選択肢になります。
また、首全体のたるみに対しては、皮膚や皮下組織をターゲットとする機器治療などを検討することがあります。
ところが、皮膚そのものに横方向に刻まれているしわは、筋肉だけを治療しても十分に改善しない場合があります。
これが、首の横じわが美容医療でも治療に悩みやすかった理由のひとつです。
スキンバイブは首の横じわを直接治療できる
スキンバイブは、架橋ヒアルロン酸を皮内へ注入する製剤です。
日本では、顔面および頸部における「小じわ等の表面のへこみ修正」と、「保水性・弾力性等の皮膚状態改善」の両方を目的として承認されています。
つまりスキンバイブは、単純に肌へ水分を与えるだけの治療ではありません。
首の横じわのような「皮膚表面のへこみ」へ直接アプローチしながら、周囲の肌の保水性や弾力性も同時に改善できることが、スキンバイブの大きな特徴です。
普通のヒアルロン酸で首のしわを埋めるのとは違う?
ヒアルロン酸というと、ほうれい線を埋めたり、頬をふっくらさせたり、あごを形成したりする治療をイメージするかもしれません。
しかし、首の皮膚は顔と比較して薄く、通常のボリューム形成用ヒアルロン酸を単純に浅く注入すると、凹凸や膨らみが目立つ可能性があります。
スキンバイブは肌質改善や小じわ治療を目的として皮内に注入するよう設計された柔らかなヒアルロン酸製剤です。
頬を大きくしたり、あごの形を作ったりするのではなく、皮膚へ細かく注入して治療します。
スキンバイブは「横じわ」と「肌質」の両方にアプローチ
首の横じわでは、しわの溝だけが問題になっているとは限りません。
周囲の皮膚にも、乾燥や弾力低下などの変化が生じていることがあります。
スキンバイブでは、次の2つを同時に考えられることが特徴です。
① 首の横じわそのもの
横じわによってできた皮膚表面のへこみを目立ちにくくすることを目指します。
② 横じわ周囲の肌質
ヒアルロン酸を皮内へ注入し、保水性や弾力性などの皮膚状態を改善することを目指します。
「線だけを埋める」のではなく、首の皮膚全体の状態も同時に整えられる点が従来のフィラー治療との違いです。
臨床研究でも首の横じわの改善が確認されています
首の横じわに対するヒアルロン酸治療については、複数の臨床研究が行われています。
2026年に米国で行われたスキンバイブの臨床試験では、治療1か月後に約4人に3人が、首の横じわの評価で1段階以上の改善を認めています。
また、6か月後にも改善が維持されていた患者さんが確認されています。
さらに、同系統のVYC-12ヒアルロン酸を使用した研究でも、首の横じわの改善が報告されています。
ただし、これは臨床試験全体の結果です。
すべての方に同程度の改善が得られることを意味するものではなく、しわの深さや皮膚の状態などによって効果には個人差があります。
どんな首の横じわに向いている?
スキンバイブは、特に皮膚表面に横方向の線として刻まれているタイプで治療を検討しやすい製剤です。
- 首を伸ばしても横じわが残る
- 若い頃から横方向の線がある
- 首の横じわが年々深くなってきた
- 首の乾燥やハリ低下も気になる
- 首全体を大きく変えるのではなく、自然にしわを目立ちにくくしたい
一方で、強いたるみや広頸筋の縦方向の筋が主な原因となっている場合には、スキンバイブだけでは十分な改善が得られないことがあります。
「首にしわがある=すべてスキンバイブ」ではなく、まずしわの種類を見極めることが大切です。
首の縦じわ・広頸筋には別の治療が適することも
首に目立つ縦方向の筋は、横じわとは異なり、広頸筋という筋肉の収縮が関係していることがあります。
このタイプでは、筋肉の動きを抑えるボツリヌス注射などが治療選択肢になることがあります。
つまり、首の治療では「横じわ」「縦方向の筋」「たるみ」「肌質」を分けて考える必要があります。
スキンバイブなど、皮膚のへこみや肌質へアプローチする治療を検討します。
広頸筋の動きが関係する場合には、ボツリヌス注射などを検討します。
たるみの程度や原因に応じて、機器治療など他の治療を検討する場合があります。
深い首の横じわでも治療できる?
深い横じわでも治療を検討できますが、しわの程度によって必要な治療は異なります。
比較的浅い横じわであればスキンバイブ単独で治療を検討しやすい一方、強いたるみなど複数の要因が重なっている場合には、他の治療との組み合わせを検討することがあります。
実際、ヒアルロン酸による首の横じわ治療を調べた臨床研究でも、重度の症例ではHIFUなどを組み合わせて治療した報告があります。
重要なのは、しわの深さだけではなく、その横じわがなぜできているのかを診察することです。
スキンバイブの効果はどれくらい持続する?
スキンバイブでは、皮膚状態に対する効果が一定期間持続することが臨床試験で確認されています。
日本での製品データでは、1回の治療後に肌の保水性改善が最大9か月確認されています。
また、米国で実施された首の横じわを対象とした臨床試験では、治療6か月後にも横じわの改善が維持されている患者さんが確認されています。
ただし、しわの深さ、注入量、肌の状態などによって効果や持続期間には個人差があります。
何回受ければいい?
スキンバイブは、まず1回から治療を検討できる製剤です。
治療後の状態を確認し、必要に応じて追加治療を検討します。
首の横じわは長期間の皮膚の折れ込みによって形成されていることもあるため、1回ですべてのしわがなくなるわけではありません。
必要な治療回数やメンテナンス時期については、実際のしわの状態を確認したうえでご提案します。
スキンバイブのダウンタイム
首へ複数箇所注入するため、施術後には一時的に次のような症状がみられることがあります。
- 赤み
- 腫れ
- 内出血
- 痛み・圧痛
- 注入部位の小さな膨らみ
- 硬さや凹凸
- かゆみ
多くは時間の経過とともに落ち着きますが、程度や期間には個人差があります。
首は皮膚が薄いため、注入する深さや量が重要です。
スキンバイブにもヒアルロン酸特有のリスクがあります
スキンバイブもヒアルロン酸製剤であるため、通常のヒアルロン酸注入と同様にリスクがあります。
腫れ・内出血・感染・しこりなどのほか、まれに血管閉塞、塞栓、虚血などが生じる可能性があります。
また、首は皮膚が薄いため、不適切な位置や量に注入すると凹凸やしこりが目立つ可能性があります。
施術後に強い痛み、急激な皮膚の色調変化、強い腫れなど通常とは異なる症状が生じた場合には、速やかに医療機関へご連絡ください。
スキンバイブは保湿だけの治療ではありません
スキンバイブについて、「肌の水分量を増やす注射」という説明を目にすることがあります。
もちろん肌の保水性を改善することはスキンバイブの大きな特徴です。
しかし、それだけではありません。
日本での承認目的には、保水性・弾力性などの皮膚状態改善に加えて、顔面および頸部の小じわなど「表面のへこみ修正」が明確に含まれています。
そのため、特に首については、単なる「保湿治療」ではなく、これまで治療選択肢が限られていた横じわそのものへ直接アプローチできる治療として注目されています。
保水性・弾力性の改善
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首の横じわなど表面のへこみを修正
スキンバイブについて詳しく知りたい方へ
スキンバイブは首だけでなく、顔の小じわや肌の保水性・弾力性などの改善を目的として使用できるヒアルロン酸製剤です。
従来のボリューム形成を目的としたヒアルロン酸との違いについても、別の記事で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. スキンバイブは首の横じわにも効果がありますか?
スキンバイブは、顔面・頸部の小じわなど表面のへこみ修正を目的として国内承認されています。首の横じわも状態を確認したうえで治療を検討できます。ただし、改善の程度には個人差があります。
Q. 首の横じわが完全になくなりますか?
完全に消えることを保証する治療ではありません。しわの深さや皮膚の状態によって改善の程度は異なります。深いしわでは複数回の治療や他の治療との組み合わせを検討する場合もあります。
Q. ボトックスとどちらがいいですか?
治療するしわの種類が異なります。横方向に皮膚へ刻まれたしわではスキンバイブ、広頸筋による縦方向の筋が目立つ場合にはボツリヌス注射などを検討します。実際には複数の原因が重なっている場合もあります。
Q. 若くても首の横じわを治療できますか?
首の横じわは加齢だけが原因ではないため、若い方でも気になることがあります。年齢だけで判断せず、しわの状態や肌の状態を診察したうえで治療の適応を判断します。
Q. 1回で治療できますか?
1回から治療を検討できますが、しわの深さやご希望によって必要な回数は異なります。施術後の状態を見ながら追加治療を検討します。
まとめ|首の横じわに新しい治療選択肢
首の横じわは、顔の表情じわや首の縦方向の筋とは異なり、皮膚そのものに横方向の折れ込みとして残っていることがあります。
そのため、従来のたるみ治療や筋肉に対する治療だけでは、十分に改善しにくいケースがありました。
スキンバイブ by ジュビダームビスタ®は、肌の保水性や弾力性を整えるだけではなく、顔面・頸部の小じわなど表面のへこみ修正を目的として国内承認されているヒアルロン酸製剤です。
特に首では、横じわそのものと周囲の肌質の両方へアプローチできることが大きな特徴です。
ただし、首のしわには横じわ、広頸筋による縦筋、皮膚のたるみなどさまざまなタイプがあります。
まずはしわの原因を診察し、その方に合った治療を選択することが重要です。
※スキンバイブによる治療は自由診療です。効果・持続期間・必要回数には個人差があります。赤み、腫れ、疼痛、圧痛、内出血、硬さ、凹凸、しこり、かゆみ、感染などが生じる場合があります。また、まれに血管閉塞、塞栓、虚血などの重篤な合併症が生じる可能性があります。治療の適応については診察時に医師が判断します。